飼育記録　カブトムシ　　１９９７年

めでたく夫婦となった二人を早速飼育ケースに住まわせた。
毎日仲良く食事（ゼリー、バナナ）をし、時には激しく愛し合い、充実しているようだった。
ほどなく♀は産卵し、秋風が吹く頃には夫婦ともに旅立っていった。

飼育マット（ホームセンターで購入したものだが、今考えると純クヌギだったかどうか怪しい ・・・）
をケースに入れ、その中に幼虫を入れた。
１０日ほど経った頃、水そうを覗いてみると初令幼虫が２０匹ほどウヨウヨしていた。
「かわいい奴らだ。」

しばらくほっといて、１週間ほどして覗いてみると幼虫の姿が見えない！
「まさか！」
新聞紙の上にマットをぶちまけた。
入念に見たが１匹たりとも影も形もなかった。
「ごめんな・・・」
たぶん、マットそのものが悪かったか、湿気、飼育場所が悪かったか・・・
いずれにしてもかわいそうなことをした。

こうして、１９９７年はさびしい結末で終わってしまった。

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