６月２２日のポイント３
６月１６日にオオクワを採集したクヌギともう１本しか樹液は出ていない。
根元に樹液が出ていてオオスズメバチが来ていたクヌギがあった。
上部の洞に大きいクワガタの♀がはさまっていたのでドキッとしたがノコだった。
採集記 ２００２年 ６月３０日（日） 山梨県
天気予報は雨だったので、家でゆっくりワールドカップ決勝戦を観戦するつもりだった。
ところが朝から日が差したり曇ったり、採集には良さそうな日になった。
すっかり欲が出てきて、オオクワの♀採集目標で出かけた。
【ポイント１】
６月２２日のポイント１
さすがに先週のような光景には出会えなかった。
樹皮の裏や洞の中をさがしたがいなかった。
【ポイント２】
６月２２日のオオクワゲットのコナラ
先週♂のケツが見えた瞬間、洞の奥へ消えていったのでくまなく探したがコクワのみ。
【ポイント３】
６月２２日のポイント２
いつ来ても雰囲気は申し分ない所だが、コクワしかいない。
まだ辺りは明るいのでまた後で来てみよう。
【ポイント４】
６月２２日のポイント３
６月１６日にオオクワを採集したクヌギともう１本しか樹液は出ていない。
根元に樹液が出ていてオオスズメバチが来ていたクヌギがあった。
上部の洞に大きいクワガタの♀がはさまっていたのでドキッとしたがノコだった。
辺りが暗くなってきたので本日のポイント１，２，３の順でもう一度回った。
悲劇はポイント２で起きた。
脚立をセットし、洞や樹皮をくまなく見ていく。
コクワがウロウロしている。
脚立を登りきり、さらに枝に足をかけて上部の樹皮を見る。
大きなクワガタのおしりが見えた。
ノコでなければまちがいなくオオクワだ。
写真では全然見えないが、大きなオオクワ♂の全身が見えていた。
「今日も会えた！」
たぶん先週洞の奥に消えたやつだろう。
さっそくラジオペンチでアゴをつかむ。
その時、鈍い音がして「えっ？」と思いラジオペンチの先を見ると欠けた左アゴがはさまっていた。
ガ〜ン！！ (T_T) (T_T) (T_T) (T_T) (T_T) (T_T)
オオクワよ、申し訳ない！
変な方向に力が加わったようで根元から折れてしまった。
なんてことだ！ 自分が好きな生き物を傷つけてしまうなんて･･･
半べそ状態でオオクワを見てみると意外と平然としている。
頭が真っ白になったが気を取り直して採集した。
よく見ると根元がわずかに残っていて、指を入れるとはさもうとする。 根元も動く。
動きも元気そうだ。
それにしても本当にかわいそうなことをした。
自分のやり方の下手さ加減が情けなくなった。
ラジオペンチはしっかりつかむにはいいが、やり方を間違えるとこういう結果になるのだと痛感した。
かき出し棒などをこまめに使って落ち着いて採集すべきだった。
オオクワ君、本当にごめんね･･･
リリースしようかとも思ったが、長生きしてほしいという思いで持ち帰ることにした。
６２ｍｍ 大歯型 ああ〜痛々しい･･･
せめて普通のオオクワ並に長生きしてほしいと心から願う。
♀を採集できたら真っ先に結婚させてあげたい。