採集記　２０００年９月２４日（日）　東京都　埼玉県

先週に引き続き、来年の夏のための 新規ポイント開拓だ。
ネットで知り合ったＰさんといっしょに開拓である。

今日はかみさんが車をどうしても使うため、Ｐさんに９：３０に羽村駅まで迎えに来てもらって、いざ出発！

新規ポイント開拓・・・いいねえ、ワクワクするねえ。

【ポイント１】

ここはいつも通る道沿いの林で、前からずっと気になっていた場所だ。 ごく普通のクヌギ林。　下草も良く刈られている。

	左上のクヌギの根元にカブトの死骸があった。 右上のクヌギはいい感じの洞がある。 その洞のすき間にコクワ♂発見！（左） よしよし、この林はとりあえず当たりだ。

ここだと自宅から車で５分だ。
近いポイントはとりあえず大事である。

この林の奥も歩いて見たが、ほとんど雰囲気なし。

さて、ここで重大なことが判明！
デジカメを忘れた！
じゃあ、上の写真はどうしたかって？
Ｐさんのデジカメをお借りしました。　助かりました。

幸い、自宅に近いためデジカメを取りに戻ることにした。
ところがかみさんは出かけていて留守だ。当然カギがかかっていて、俺はカギをもっていない。
かみさんの携帯に電話すると、「１階のＨさんに頼んで、ベランダからよじ登らせてもらいな。ベランダのカギは開いてるよ。」というアドバイス。
うちはＨさんの真上の２階だ。
自宅に着くとちょうどＨさん一家が出かけるところで、お願いをしてベランダからよじ登らせてもらった。
知らない人が見かければあきらかにドロボウにしか見えない。

おっと、すっかり話が脱線してしまった。

【ポイント２】

Ｐさんが気になっているという場所だ。
俺も以前この付近はウロチョロしたことはあったが、ポイントらしいポイントは見つけられずにいた。
行き着いてみると・・・、いやいやすばらしいではないか！

広くてよく整備されたいい林だ。

入念な観察をする俺。（Ｐさん撮影）

	左上はいつものこわ〜いお方。 右上はいつものやりっ放しのストッキング。 そして左はいつものきもちわり〜ゴキ！ ま、とりあえず樹液が出ていて雰囲気ムンムンだ！

いました、いました、われらがコクワちゃん。 シーズンが終わると君はヒーローだ。

典型的な樹液クヌギ。 ○の中はもちろんスズメさまでございます。	傷なんかつけなくたって、いっぱい出てるだろ〜が！

　「ヒラタいないかなぁ」

見よ！　このクワガタクヌギを！ これを見て車から降りぬ奴はいまい。 削られなければ毎年毎年カブトだろうがクワガタだろうが カナブンだろうがゴキブリだろうがいっぱい採れるぞ。 この木を削るとタタリがあるぞ。	もちろん、いたよ！

　う〜ん、いいクヌギだなぁ。


すばらしい雑木林だ。
心ない人に荒らされないことを祈るばかりである。
カブト、コクワ、ノコは１００％、ミヤマの雰囲気も大いにある。　ヒラタは・・・う〜ん、いてほしい。
オオクワは、う〜〜〜ん・・・・・・・・・・・・・・・・・

この林を抜けると・・・驚いたことに２年前自分がウロチョロしていた場所へ出た。
あと一歩踏み込めていなかったんだよなぁ・・・甘いよなぁ。

【ポイント３】

昼食を済ませて、次のポイントは先週のポイント開拓で車の中からチラッと見た林だ。

樹液の出はいまいちだったが、クヌギが多く、雰囲気は悪くない。

南向きの明るい林へ出た。	う〜ん、いいクヌギ！

	真夏だと「またコクワか」であるが、この時期の コクワはうれしい。 初めて来た林で「ここにはいる。」という確信を 得ることは来年への希望がひらける。 ノコの♀まで出てきてくれた。 カブト♀の死骸もあった。

このクヌギも夏には１００％いるだろう。	たまらないねぇ。　削るとタタリがあるぞ。

ここもすばらしい林だ。
夏にひと回りすれば、かなり満足のいく採集ができるだろう。

【ポイント４】

以前、Ｐさんに教えてもらったポイントだが、あらためて二人で確認し合った。
来年がんばろう。

【ポイント５】

Ｐさんがいつも行っているポイントへ案内していただいた。

子供を連れてカブト、コクワ採集にはもってこいの場所だそうだ。

開拓したポイント数こそ多くはなかったが、中身は濃厚だった。
Ｐさん、おつかれさまでした。

来年の夏も暑く熱くなりそうだ。

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